「木っ端微塵だ。」
カラミティの自爆宣言にサニーは表情をこわばらせながらも手を光らせた。

「なら爆発する前に倒してやるよ!」
サニーはエネルギー弾を発射しようとするが、カラミティが遮る。

「言っとくけど攻撃してもどの道自爆の巻き添え喰らうから無駄だ無駄。ついでに爆発すればアジトもろとも木っ端微塵だ。」
カラミティは自信有りげに言った。

カラミティの言葉に言葉も出ないサニー。

「とにかく逃げるしかないわね。」
サニーの言葉で一同は脱出を始めた。

出口目指して進むサニー達だったが、途中で壁が青色と赤色の二つの分岐点に出た。

「これどっち行けばいいの?」
分岐路に困惑するサニー。

「多分青のはずだ。」
マイケルは言う。そんな彼にサニーは疑問をぶつけた。

「どうして?」
「事前に会社の方で調べておいたんだ。」

そんな会話をしながら青の通路へ進んだ。

通路を進むと広いホールに出た。ホールの真ん中には螺旋階段があり、一同がそこへ進もうとした時だった。

「何あれ?」
フローラは何かに囲まれていることに気づく。

サニーとマイケルが周囲を見渡すとそれは遊園地の時の戦闘員の群衆だった。サニー達は手を光らせると一瞬で戦闘員を倒した。

サニー達は再び階段を降りようとするが、再び影が迫ってきた。
また戦闘員が現れたのである。

「これじゃキリがないわ。」
サニーはそう言いながら戦闘員を一掃した。

しかし

「うそ・・・」
倒された戦闘員は再び起き上がってきたのだ。

サニー達はエネルギー弾で攻撃を続けるが、何度倒されても復活してくるのであった。

「こうなったら」
そう言うとサニー達は巨大なエネルギー弾を作り出して攻撃した。攻撃を受けた戦闘員は全員倒された。
しかしそんなサニー達の前に恐るべき相手がいたのだった。

「なぜここに?」
倒れた戦闘員の前にはカラミティがいたのだ。驚くサニー達にカラミティはこう言った。

「自爆に巻き添え食らわせるべく追ってきたんだよ。」
カラミティの目的を聞いたサニー達はすぐに階段を下りた。しかしカラミティは容赦なく攻撃を続け、階段は崩落、サニー達は下のホールに落下した。

出口を探し続けるサニー達だが、出口はおろか周囲には通路すらなかった。
「どうすんのこれ。」
ルージュは慌てふためく。

そんなサニー達の前にカラミティが迫ってきた。
「残念だったな。こっちはホールがあるだけだから出口探しても見つかんないよお。ついでに赤の通路たどっても同じだ。」
カラミティは手を光らせながら言う。

「そんな。出口はこっちにあるってこと事前に調べたのにどうなってんだ!」
マイケルはカラミティに反論した。

「残念だったな。ここから出られないよう細工した以上もうここからは出られないぜ。そんなことでお前らにはくたばってもらうよ。」
カラミティはそう言うと破壊光線で攻撃した。

続く

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